聴講レポート『継続するメインテナンス』6期2日目

 

 

 

 

2017年6月11日 午前中の授業は、ラ・プレシャス社長 岡村乃里恵先生よる「継続するメンテナンス」のテーマでお話頂きました。

 

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講義「継続するメンテナンス」の内容

岡村先生の患者様へ寄り添い、考え、患者様が腑に落ちる言葉選び、伝え方は本当に素晴らしいです。私もそんな歯科衛生士になりたい!そう思ってます。

しかし、患者様に継続して来院して頂く難しさを日々臨床で感じています。

 

今回の講義の内容は、

・歯周病は慢性疾患であること
・メンテナンスが続かない理由は?
・継続して来ていただくには?
という歯科衛生士として必要な基礎知識、考え方、伝え方を学びました。

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歯周病は慢性疾患であること

歯周病は慢性疾患であることから、メンテナンスとは、①終わりがないもの②経過観察が必要③長期、時間軸を寄り添うことです。


それに伴い患者様の性格・価値観・環境が大きく関係してきます。その患者様にあった言葉を選びお伝えします。


例えば「お掃除にいらしてください」これだけでは患者様の心に響きません。ここに患者様にあった”○○のために”という主語をいれます。
そうすると何のために掃除をしているのかを患者様へ理解して頂くことができます。

 

 

 

メンテナンスが続かない理由

メンテナンスが続かない理由、それは患者様それぞれ理由は違います。
例えば「ゴールが見えない」という理由。
これはメンテナンスの目的が、動的治療(=よくなるための治療。変わったことを目標として喜ぶことが目的なので、ゴール設定ができ、モチベーションを上げやすい)とは違い、変化をさせないための治療であるからで、ゴールがなくモチベーションを保ちにくいからです。
目的が違うと伝え方も違います。


メンテナンスは、変わらないことを目標として喜びを共用することが大切です。

 

 

 

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継続して来て頂くには?

それは患者様へ
◆何のために
◆どこを(リスク部位)
◆どのようにしていくのか
(セルフケア・プロケア)
を”伝え続ける”ことが重要です。


伝えるチャンスは何度もあります。
例えば、初診期、初メンテ期、メンテ1周年記念などお伝えするタイミングはたくさんあります。

そして、伝えるにも患者様によって動的治療のゴールが違うので、メンテナンスもそれぞれ変わるということを理解することが重要です。

 

 

 

メンテナンスの種類を3つに分けて考えます。

「予防型メンテナンス」病気にならないために。
「再発防止型・抑制型メンテナンス」(SPT)再発・抑制のために。
「見守り型メンテナンス」抜くしかないけれど、患者様の抜きたくないという気持ちを尊重し気持ちの安定を図るために。

 

目の前の患者様がどの種類にあてはまるのかを考え、メンテナンスの目的をお伝えしていきます。今回この3種類のメンテナンスそれぞれの患者様に自分であればどのように声をかけるのかを考える課題がでました。

 

このような内容で、歯科衛生士としての知識を学び、自分自身で考える力を身につける時間を頂きながら、明日から使える”伝え方”を持ち帰ることのできる講義でした。

 

 

 

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講義を受けて

私は講義を受けて次の日から患者様それぞれに今日のメンテナンスは「何のために」「どのようにしていくのか」そして次の来院の目的をお伝えするように実践しています。


実践するようになってから患者様の反応が変わりました。患者様の中には患者様自身で次までの目標を立てて頂けるようになりました。


例えば「ここ部分を次まで大上さんに言われたことを思い出しながら綺麗に頑張って磨いてきます!」そんな嬉しい言葉を頂けました。


今後はこれを伝え続けることを意識して日々のメンテナンスに取り組みたいと思います。

明日からすぐ活かせる伝え方、そして心の中にスッと入る体験談を踏まえたお話を聞かせて頂ける講義でとても貴重な時間を過ごすことができました。

 

 

 

5期生 大上 佳純